コロナ禍をきっかけにリモートワークが普及したことで、自宅でもできる副業を始める人が増えてきています。
その副業の中でも敷居の低さからかWebライターになる人が増えている昨今。
かく言う私も現在はWebライターが本業ですが、当初はOLの副業としてライター業を始めました。
おそらくなりたいと思った人のほとんどがWebライターになれます。
しかし、それだけに「生活できるのか問題」や「仕事が意外と過酷問題」に夢破れて、Webライティングの世界から背を向ける人も多くいるのが現状です。
Webライターになりたい人の多くは、「書くことが好き」な人でしょう。
せっかく好きを仕事に選んだのですから、できることならそれで生きていきたいと思うのが人の常。
今回は、現役のWebライターとしての私の経験をもとに「Webライターの成り方」を三部形式で紹介します。
例えば、
・最初はどうやって仕事をとるのか
・ライターの一日はどんなスケジュールか
・知っておいて損はない知識は何か
など、これからWebライターになりたい方やWebライターになったばかりの方にとって、参考になるものを網羅した内容です。
本記事ではその第一弾として、「実績ゼロからWebライターになる方法」について解説していきます。
私なりに考える「Webライターを続けるコツ」が皆さんの背中を押すきっかけになれば幸いです。
目次
未経験からWebライターになる方法とは?
Webライターになる方法はいくつもあります。
例えば、
・求人サイトから応募し就職する
・どこかの編集部に参画する
・フリーランスとして始める
など、その入り口は意外に多いです。
求人から応募しどこかの会社に所属することや編集部に参画することは、収入がそれなりに見込めるかもしれません。
ただし、前提として実績が認められないと難しいといえます。
この中で最もハードルが低いのが、「フリーランスとして始める」でしょう。
「何のコネもないのにフリーランスとしてやっていけるのだろうか」と思う方もいるかもしれませんが、最近はクラウドソーシングサービスを活用し生計を立てているフリーランスのWebライターは非常に多いです。
将来的にどこかに就職したい場合でも、多くのライターはフリーランスでの実績を足がかりにしています。
次の項で、具体的にどのように仕事を獲得するのか、詳しく説明していきます。
Webライターの仕事を獲得するには
Webライターが仕事を獲得する方法は、大きく分けると以下の4つです。
・クラウドソーシングサービスで受注する
・求人サイトから応募する
・紹介から案件を獲得する
・売り込みで案件を獲得する
それぞれ説明していきます。
クラウドソーシングサービスで受注する
前項で未経験からWebライターになる際に最もハードルが低いのは「フリーランスとして始める」と紹介しました。
意外に思う方もいるかも知れませんが、Webライターに限らず、最近ではクラウドソーシングサービスを活用するフリーランスが増えています。
では、クラウドソーシングサービスで仕事を獲得するにはどうすればよいでしょうか。
私の経験も含めて説明しています。
クラウドソーシングサービスでは、全くの未経験でも案件を受注できる可能性が高い傾向にあります。ただし、最初のうち単価は期待しない方がいいでしょう。
私も初めのうちは、クラウドソーシングサービスを活用し、一つひとつ実績を積み上げていきました。最初に受注した仕事は、文字単価0.2円で10,000字/記事という破格の案件だったと記憶しています。
初めから安定して稼げる人もいるかもしれませんが、そういった人はごく稀です。
多くの先輩ライターも口を揃えて、「できそうと思った案件には、全て提案するくらいがちょうどよい」と言います。最初はすぐに決まらないかもしれませんが、めげずにチャレンジし続けましょう。
クラウドソーシングサービスのメリットは、自分が受注できた件数や評価が蓄積されることです。
それなりに実績ができるとより高い報酬の案件を受注できるようになってきますし、いい評価を積み上げると自分から提案せずとも依頼が来るようになります。
また、売り込みでの案件獲得においても、クラウドソーシングサービスの活用が効率的な方法といえます。
クラウドソーシングサービスでは、自身のプロフィールに訪問したアカウントや、自身が出品しているサービスに「いいね」といった反応を示したアカウントが分かるようになっています。
そういった自身のアカウントに少なからず興味のある会社に対して、DMで直接提案すると、返信率が高く成約にもつながりやすいです。
クライアントソーシングサービスの手数料が気になるかもしれませんが、最初のうちは他の方法と並行して活用するとよいでしょう。
求人サイトから応募する
ある程度、実績ができたら気になる会社や編集部に応募してみましょう。
現在、ライターの求人はかなり増えており、求人情報サイトで「ライター」と検索すると様々な会社でライターを募集しています。
フリーランスでの活動を考えている方にとっては、業務委託契約がメインになるかもしれませんが、稀に正社員での求人募集が出ている時もあります。
一つの会社で安定して働きたい場合は、正社員という道もあるので、チェックしておくとよいでしょう。
また、有名なメディアの編集部が自社サイトで記事を書いてくれるライターを募集していることもあります。気になる編集部があれば、募集がかかった時にすぐに応募できるよう準備しておくのがおすすめです。
紹介から案件を獲得する
Webライターを本業にしていくには、横のつながりも大切です。
紹介から大きな取引先や編集部での執筆につながったというケースもよく聞くところです。
これはリアルでの人脈だけでなく、SNSでのつながりにも当てはまります。
私自身もSNS上で仲良くしている方の紹介で取引が決まったことがあり、「直接会ったことのない人からの紹介が普通にある時代なんだ」と、SNSのポテンシャルのすごさを実感しました。
今やSNSは、リアルでの人間関係のように社会性があるプラットフォームとなっています。時間はかかるかもしれませんが、自分の人となりを知ってもらうためにもSNSの活用はおすすめの方法です。
売り込みで案件を獲得する
求人サイトや編集部の募集、知り合い(SNS含む)からの紹介以外にも自分から売り込むという方法もあります。
ただし、手当たり次第いろいろな企業に売り込みするのは、あまりおすすめしません。逆の立場で考えると分かるかもしれませんが、まったく面識のないところからの提案は、よほどのことがない限りスルーされる可能性が高いです。
そういった場合は、前述の「クラウドソーシングサービスで受注する」を参考にしてみてください。
ポートフォリオを作成しよう
ここからはポートフォリオの作成について紹介します。
ポートフォリオはWebライターとして、ステップアップするには必須のアイテムですので、しっかり準備しておきましょう。
ポートフォリオへの掲載はクライアントから了承をもらう必要がありますが、もし実績として掲載OKを出してくれるところがなければ、対応可能なジャンルに合わせたサンプル記事を公開するのも手段の一つです。
ポートフォリオに掲載する内容について、以下の4項目は最低限入れておきましょう。
・対応可能なジャンル
・実績記事のURL
・お仕事の依頼について(単価などを掲載)
・問い合わせ先(ポートフォリオ経由からの依頼のため)
ポートフォリオの作成でよく使われるツールが、WordPressとnoteです。
WordPressは、ドメインの取得や初期設定が面倒という声もありますが、自分のブログサイトとして作り込めるというメリットがあります。
WordPressを扱えるというのは、かなりポイントが高いのでチャレンジしてみる価値はあるでしょう。
また、自分のサイトでアピールしたいジャンルの記事を掲載していき、PVを稼げるようになると、ブログ自体が仕事を獲得する上でアピール材料にもなります。
noteの場合は、SNSとの相性がいいです。SNSで発信を続けている人であれば、noteでポートフォリオ作成と、ブログ記事も更新するのもよいでしょう。
アカウントの登録だけで記事などを掲載できるメリットから、最近はnoteを活用する人が増えています。さらにnoteの記事が検索エンジンに上位表示されるケースも増えているため、検索エンジン経由からのアクセスも期待できるかも知れません。
まとめ
今回は、実績ゼロからWebライターになるための方法について順を追って紹介しました。
ステップは3つです。
1.実績を積む
2.ポートフォリオを作成する
3.さらにステップアップできる仕事をとる
私のように最初は文字単価1円以下からスタートしたWebライターは少なくありません。
最初のうちは実績を積むためと割り切って、受注できるものにはチャレンジしていきましょう。